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  • 執筆者の写真shunsuke masui

最適な場所

棋士の羽生善治さんという方がいます。何冊か著書も読んでいて、彼の考えや生き方に、勝手ながら共感しています。


彼のエピソードで、こんな話を聞いたことがあります。ある時、自分の子供を奨励会(※)に入れている親御さんから「この子は棋士になる才能がありますか?」と相談を受けたそうです。

※日本将棋連盟のプロ棋士養成機関


彼の回答を要約すると、こんなカンジです。

・奨励会に入会するほどの子には、皆、間違いなく才能がある

・でも才能だけでは棋士にはなれない

・1日8時間×365日×30年間、休まず将棋の研究をし続けられる者、将棋に情熱を持ち続けられる者(だけ)が棋士になれる(成功できる)


彼は著書でも「報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションを継続できることが才能である」という主旨のことを書いています。


時々「努力できることが才能」という言葉を耳にします。でも羽生棋士のエピソードを聞いて、これはもはや「努力」というレベルの話ではない!と思いました。


スポーツでも仕事でも、成果を出すために「努力する」とはよく言いますが、さすがに努力で「8時間×365日×30年間」を継続するのは難しそうです。恐らく、第一線で成果を出し続けている人たちというのは、それを努力とも思わずに、対象に対して尋常ならざる熱量を持って、大量の行動を続けられる人たちなのではないでしょうか。


つまり彼らは情熱をもって大量行動できる対象に出会えた人たちで、そんな「場所」で勝負しているからこそ、彼らはアウトパフォームするのです。


レベルが違い過ぎておこがましいですが、私たちにも同じことが言えないでしょうか?所与の環境で「ストイック」に努力することも大切ですが、本当は、努力せずとも「自然体」で成果が出せる環境、そんな自分にとっての「最適な場所」を自ら選ぶことが、より重要ではないかと。


皆さんは、自分にとっての「最適な場所」にいるでしょうか?もしそうではないと感じるなら、一度、考えてみてもいいかもしれません。そして、そんな「場所」を探すお手伝いができるなら、エージェント冥利に尽きると思っています。


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