top of page
検索
  • 執筆者の写真shunsuke masui

創業の背景

HPにプロフィールを載せていますが、私はもともとはリクルートという大手エージェントの出身です。

独立して、個人事業でコンサルタントをしていた頃も、中小規模の人材紹介会社に深く関わっていました。

長年、人材紹介・転職エージェントという事業、仕事に携わる中で感じていたことがあります。


まず、この仕事はとてもやりがいがあること。


お客様が2者あり(求人企業・求職者)、その双方がハッピーにならなければ、我々もハッピーにはならない「WIN・WIN・WIN」の事業構造。

お客様から直接感謝の気持ちを受け取れる、承認欲求の満たされる仕事。

長く続けることで着実にスキルが向上し、その結果お客様にも益々喜ばれ、成長が実感できるなど。


そして、上記に反して、短期間でこの仕事を辞める人がとても多いこと。


一般的に、この業界は長時間労働が常態化しています。

求職者に対してはサービス業という側面があり、彼らの終業後や休日にコミュニケーションをとる必要があることや、成果主義的な営業会社が多く、売上のために無理を重ねてしまいがちなことが背景だと思います。


また事業規模が大きくなると分業が進み、顧客の顔が見えにくくなります。

本来は繋がっている価値の連鎖が実感できなくなり、仕事がシンプルになっていくことに反して、やりがいは薄れます。


それらが絡み合い、この仕事自体は好きだったはずなのに、やりがいを見失い、あるいは体調を崩して、短期間で離職する人たちも多いのです。


この、ある意味矛盾するテーマに対して、心からこの仕事が好きな人たちが、活き活きと長く働き続けられる環境はないものか、と考えてきました。


そして、それは「自分たちがつくるべき」と思うに至りました。


なので、リバランスにはブレない骨太の方針が2つあります。

1つ目は、この仕事が大好きなメンバー、「価値観」や「志」を同じくするメンバーのみが集っていること。

2つ目は、メンバーがご機嫌にハッピーに働くことを第一優先する、ということです。


これらは、もちろん「リバランス・ウェイ」の前提にもなっていますし、もっと日常的な働き方、人事制度や社内ルールにも反映さています。


次回につづけます。

閲覧数:94回0件のコメント

最新記事

すべて表示

最近「リスキリング」や「リカレント教育」といった言葉をよく耳にます。政府が積極的に旗振りしていて、それなりの財政支出もあるようです。転職という文脈で語られることも多く、我々にも関連のあるテーマなのですが、個人的には、どうにも違和感を覚えます。 何がしっくりこないのか、今日は私なりに整理してみたいと思います。 まず「リスキリング ≒ 学び直し」という言葉には、ビジネスパーソンは「以前に学んだことはあ

人間は社会的動物であり、それがビジネスでも恋愛でも、対人スキルがとても大切です。この対人スキルの本質とは、相手の立場に立ってモノゴトを見ることができるか、言い換えると「相手目線」があるかどうか、に尽きるという気がします。 転職活動においても相手目線がとても重要です。ただ転職支援の仕事をしていると、相手目線の薄弱な方、さらには自分目線の強すぎる方を、時々お見かけします。 自分目線の強い方の特徴は非常

21世紀に目覚ましい成長を遂げた企業の調査によると、「成長の理由」のほとんどは「市場の成長(新市場の創造含む)」によるそうです。 企業が成長する方法というのは「市場が成長する」か「(市場規模は一定あるいは縮小する中)市場シェアを獲得する」の2つしかありません。この調査によると「市場の成長」が理由であるケースがなんと9割以上であり「市場シェア獲得」は1割未満であったそうです。 これは、とても興味深い

bottom of page